はちライフ

高齢出産・初子育て・低収入。ドタバタ青春奮闘日記

出産の記録〜36歳、初産、回旋異常〜

出産の記録です⭐️

実母が超安産だったらしい&ワタシは実母に似ているという理由で、ワタシもきっと安産のはずと思い込んでいましたが、実際には予定日超過、促進剤投与に回旋異常でイキみNGやらイキんでも出ないやらで酸素マスク装着、助産師さんや医師がどんどん増えていく事態に。。

 

⚫︎出産3日前(予定日前日)
・深夜1:00、陣痛と思われるものがくる。陣痛タイマーのアプリで測ると10〜15分間隔。痛みの波がくるとうずくまって耐える。痛くない時に少し寝るものの「ついにきた」と思った


・明方7:00 、陣痛止む。混乱したが、本陣痛でなく前駆陣痛だったと理解。日中は不定期間隔で痛みがあった

 

⚫︎出産2日前(予定日)
前日と全く同じ。夜中は10〜15分間隔で痛み、日中は不定期な痛み。おしるしがあった。前駆陣痛がかなり痛かった為、本陣痛に耐えられるか不安になる。そして当然寝不足。また本日が予定日だったが来ない予感がした時に、予定日を超えるにつれてお腹の中で胎児がどんどん成長して出産がより大変になるのでは...と考えると焦った。早いとこ本陣痛がこないか待ち遠しい気持ちになると同時に、そろそろきそうな予感もあった。焦りと不安、期待の感情が入り混じる🫨

 

⚫︎出産前日(予定日1日超過)
前日、前々日同様、夜中と日中は前駆陣痛に耐える。明け方には粘膜栓を確認し、今度こそくると考える。妊娠期間中、というかここ最近まで本当に自分が子どもを産めるのか、不安だし若干現実逃避していたが、産まない方がリスクがあるタイミングになりつつあり、いよいよ出産を受け入れて覚悟する(遅い😅)


・18:30、 陣痛が7分間隔になる。入院に向けて最終確認をする


・21:00、5分間隔になった為ついに病院にTELする。が、寝転んだ状態で1時間様子を見て再度連絡するよう言われる


・22:00、寝転んだ状態では7分間隔だった。病院にTELして報告したところ、もっと間隔が縮まったり、辛くなったら再度連絡するよう言われる


・23:30、6分間隔だったが、明らかに股から何かが出た感覚があったため破水を疑う。トイレで大量の血を確認、TELして病院に向かう

 

⚫︎出産当日(予定日2日超過)
・深夜0:00、病院に到着。内診で子宮口3cm、血はおしるしである事を確認した上で入院が決定。夜中は5分間隔の陣痛に耐える


・4:15、子宮口4-5cm。1.2時間おきくらいに助産師さんが様子を見にきてくれる。「順調だね、早くて朝、または昼には産めるかな」と言われて、順調で良かった、早いところ終えたいと心から願った。長い長い夜、定期的にくる痛みに耐えながら、この苦しみは永遠に続くものではない、最近読んだ小説の雪山遭難で亡くなった⚫︎⚫︎はもっとしんどかったはずだ、など考えてやり過ごした。辛かったら旦那呼んでいい、と言われたので朝になったらきてくれと連絡する。朝が待ち遠しい


・6:05、子宮口5cm。後半は一気にくるよと言われる。ウィダーインゼリーを2個食す。


・7:30、旦那くる。陣痛が来るたびに肛門を押したり腰をさすったり、マッサージしたり声掛けをしてもらう


・8:00、朝ご飯はあまり食べれず。子宮口は2時間前から変化なしの5cm。陣痛の痛みに耐えるも子宮口が広がっていない事に困惑。旦那はワタシの肛門を押しすぎて手を痛めた様子。でも押してもらわないと困る。「そこじゃない」ってとこ押されたり、押すタイミング遅い時は非常にしんどいので、感謝の気持ちを伝えつつなるべく要望を伝えさせてもらった


・10:50、子宮口6cm。あまり状況が芳しくなく、このままでは陣痛室に入ってから12時間を超えるという事で同意書を記載のうえで陣痛促進剤(オキシトシン12mm)を入れる。陣痛の頻度増える


・11:20、促進剤を入れて30分、量を倍に増やす。痛み増す


・11:50、促進剤を入れて1時間、子宮口9cm。破水し分娩室に移動。助産師さんが指で刺激して破水させてしまったようで、ごめんなさいと謝られたが、分娩台への移動は待ち遠しかったのでむしろありがとうという感じ。陣痛は1分間隔くらいか?動くのもしんどかったが陣痛の合間に旦那に肩を借りてなんとか移動した


・12:17、子宮口9.5cm、まだ全開でない事、そしてまさかの赤ちゃんの向きが正常でない事からイキみNGが出る。陣痛がくる度に「うわぁああああ゛」と叫ばずにはいられない。でも叫ぶと力が入るからダメだと注意される。赤ちゃんの酸素濃度が下がるという事で酸素ボンベ装着。もがき苦しむ時間帯延長、むしろ頻度と痛みは増す一方。極限状態の中でも成長があり、超集中する事で、ひたすら細く長く息を吐いて陣痛を耐える事がたまにできるようになった。これができると助産師さんに褒めてもらえた。しかし旦那が「ガンバレっ」とか「他の赤ちゃんの声聞こえたっ」とか励ましてくれたり、「ひっひっふー」と若干ワタシのリズムと異なる呼吸被せられると、集中力が切れて「うわぁああああ゛」と再び叫びもがき苦しむ事になってしまっていた。頼む、何も喋らないでくれ、そばに居るだけでいいからワタシの呼吸のジャマをしないでくれと思ったが、陣痛が過ぎると息を整えるのに必死で要望を伝える事ができなかった。黙ってくれ、とすら言えない余裕のなさ。イキんではいけない、という事がこれほどまでにツライとは...。帝王切開に変えてくれないだろうかと心から思った。


・14:00、イキミNGから2時間経過。助産師がひとり増えていた。相変わらず頭の向きが良くないらしく、膣からとお腹からの圧迫で直接赤ちゃんの向きの改善を図っていた。万全ではないがいけるのでは、という事でようやく分娩準備開始。イキみOKがでた。やっときた。心から嬉しかった。心置きなくイキめる事がこんなに嬉しいとは。その後、陣痛がくる度心置きなくイキんだ。しかし...。今度はイキんでもイキんでも赤ちゃんが出てこない。部長と思われる医師がきた。「イキむの早かったんじゃない?もう少し様子見た方が...」といった会話が聞こえてきてゾッとした。出てこなくてもいいからイキませてくれ、頼むと願った。部長医師が準備をしている間、今は自由に過ごしてオーケー、みたいなフリータイムが突然訪れたので、こっそりソフフロジーを試してみた。(この病院は息止めスタイルだった)部長医師の準備が整って状況を確認したところ、あれ、いけるんじゃない?というテンションに変わった。ソフフロジー効果?!ラストスパート、促進剤70mmの投与が追加された。何回目かの陣痛の波を乗り越えた後に、会陰切りますね、と言われて明らかに医師や助産師たちの雰囲気が変わったタイミングがあった。いよいよくる事を感じた


・15:06、ドゥルン!と何かが股から出た。元気な泣き声と共に赤ちゃん無事に誕生。やっと、やっと終わった...ワタシ放心状態。ボケーっと赤ちゃんを見つめる。旦那は泣いていて、手を握ってしきりに声を掛けてくれる。久しぶりに旦那の顔をちゃんと見た。あ、そうか、ワタシは子を無事に産んだのか...とぼんやり認識。赤ちゃんの手足はあるか、妊娠中に懸念していた足の長さはどうかを遠目に確認する。分からないが見た感じ大丈夫そうだった。


・促進剤300mm投与、胎盤出す為かお腹のマッサージをされていたがそれなりに痛かった。再びドゥルン!と胎盤らしきものが出たのを感じた。股の傷は3箇所で一般的な場所のようだが回旋異常のため傷が深く、何段階かに分けて縫うとの事で割と時間が掛かった。少々痛かった。
その後赤ちゃんとワタシの状態をチェック。回旋異常のため、赤ちゃんは頭が腫れている様子だった。明日腫れが引けばよいが、腫れが大きくなる場合はレントゲンなどが必要との事。ただ1時間程度で腫れは若干治まっていた模様。


・17:00、旦那帰宅。ワタシも移動しようとするが、起き上がると貧血症状でふらつく。軽く仮眠し車椅子にてベッドへ移動。少しの移動もナースコール必須となる。赤ちゃんは新生児室にて預かっていただいた

 

陣痛開始は23時からカウントされたので、16時間という事だった。もっと長丁場の方もいると思うと、妊娠出産は本当に大変だと改めて思った。人ひとり生み出すんだもんな、奇跡だよなぁ。生命の神秘に触れた。半年前あんなに小さかった胎児が、ていうか10ヶ月前には存在すらしてなかったのが、お腹の中でで大きく育って世に出てみたら人間になっているなんて。すごいなぁ。

 

産まれた瞬間の泣き声を聞いた時、本当に産まれたのかと半ば信じられなかった。苦しみ・やるべき事が終わった事、長時間の極限状態からの解放感と安堵感。出し切った事で放心状態であった為、あまり感激したり感情的にならず不思議な感覚であった。
でも、旦那の顔を見て自分が出産した現実をじわじわ受け入れる事ができた。ものすごい体験だった。


無い可能性もあるがもし「次」があったとしても絶対無痛にするから、今回の事は一生に一度の体験。実母は3人も産んでてすごい。というか世の母全員すごい。尊敬する。

とにかく赤ちゃんを無事に産む事がてきて本当に良かった。赤ちゃん、生まれてきてくれて本当にありがとう。

 

以上、出産の記録でした⭐️

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